婦人科受診って何をするんですか?【女性ホルモン大学保健室 No.5】
実は悩んでいるけれど、なかなか家族や友人には相談しにくかったり、どこに相談したらいいかわからないという体や心、日常の悩みについて、みなさんからたくさん質問を頂きます。
この「女性ホルモン大学 保健室」は、そんなお悩みに対して女性ホルモン大学編集部メンバーと産婦人科医のいろどり先生がご相談にのるコーナーです!
婦人科受診をした方がいいと言われても、何をされるのかが怖くてなかなか行く勇気がありません。具体的にどんな診察なのでしょうか?いきなり内診台に乗ることはありますか?
ご質問ありがとうございます。
よく頂く質問ですが、今回は婦人科に行ったら何をするの?という部分について、詳しくお話していきます(^^)
まず、どういう時に婦人科を受診したらいいのか?については、以前記事や動画でも説明したことがあるので、そちらを参考にしてみてください!
婦人科では、女性の体のお悩みに対して幅広く診療をしているため、最初に予約をする際にはこういうことで困っています、と伝えて下さい。
例えば、「生理のこと」「更年期のこと」「貧血症状」「腹痛」「痒みの症状」「おりもののこと」「妊娠のこと」などなど…だいたいで大丈夫です。
病院に着くと、問診票や看護師による面談で、どのような事に困っているか、どのような診察をして欲しいのかを詳しく聞かれます。
予約の段階では簡単に伝えておいて、受診後に詳しく伝える、という形になるので安心してくださいね。
症状によって、採血をしたり、内診をしたりすることもあるので、問診が終わると診察内容について医師から説明があります。
病院に入った途端に「じゃあ内診台へ!」という病院はほとんど無いと思いますが、もしも受診の際に不安を感じることがあれば、遠慮なく申し出てください!
たとえば、外陰部の症状がある際には内診台での診察が必須になります。おりものの状態などは実際に見てみないとわかりませんからね。
生理痛や腹痛の場合、例えば性交渉経験が無い方では膣からの超音波が困難な事もあるので、お腹からの超音波で代用することもあります。
しかし、子宮の位置は骨盤のおしり側で、お腹からでは見えづらい場合もあるので、そうなると肛門から超音波を入れて検査をする方法も勧められることもあります。
このあたりは、医師とよく相談してみてくださいね!
更年期症状やPMS症状の相談の際には、その日に内診を勧められることは少ないと思いますが、定期的にがん検診や健康診断を受けていない方の場合は、この機会にどうですか?と勧められることもあるかもしれません。
何度も足を運ぶのは大変かと思いますので、婦人科に行く際にはがん検診を一緒にできるかも、と念頭に入れ、希望の場合にはクーポンを持参したり、内診後に使用するナプキンを持参したりしてみてください!
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