【衝撃】ウサギを使って妊娠検査!?今では考えられない昔の妊娠検査法
そんな時に薬局で簡単に買える妊娠検査薬。
尿をかけるだけで検査できるの、すごく便利ですよね。
実はこの妊娠検査薬。一般用として初めて認可されたのは今から約30年前の1992年。
意外と最近…??というかその前まではどうやって妊娠を確かめてたんだ???
と思っていろいろ調べてみたら、妊娠検査薬の知られざる歴史が見えてきました。
古代エジプトにも妊娠検査法があった!?
今から約3,500年前。古代エジプトでは大麦とエンマー(小麦の一種)という植物に尿をかけることによって妊娠を確認していたそうです。
「大麦が育てば男の子、エンマーが育てば女の子が生まれる。どちらも育たなければ妊娠はしていない」ということだったらしいです。
いやそんなので分かるわけないでしょwww
そう思ったんですが、
マジで???
妊娠することで尿に含まれる女性ホルモンの黄体ホルモン(エストロゲン)が増え、これが穀物の成長を促進させているらしい。
さすがに男女の区別はできなかったようですが、後の科学者によってそのある程度の信憑性が確認されました。
古代エジプトの人たち頭良すぎない??
このように、私たちが生まれるはるか昔から、さまざまな方法で妊娠検査が行われていたんです。
中世ヨーロッパでは「小便預言者」が大活躍!?
時代は変わり、17世紀前後のヨーロッパ。
ここでは患者の尿を検査して診断する「小便預言者」が、女性の尿を使ってさまざまな方法で妊娠検査をしていました。
その内容も、今では考えられないものばかり。
「妊婦の尿は爪を錆びさせる」「ワインに尿を混ぜて変化を観察する」「妊婦の尿には微生物が住みつく」などなど。。
古代エジプトの方法に比べて科学的に曖昧なものばかり。
時代は新しいのに一気に信憑性下がるやんwww
中世ヨーロッパって宗教感強くて非科学的なところありますよね。
ウサギに尿を注射して妊娠検査!?
時は進み、1930年代。
この時期になると、より科学的に妊娠検査する方法が確立されてきました。
それが、「ウサギなどの動物に尿を注射し、排卵が起きるか確かめる」という方法。
妊婦の尿には、妊娠の準備をするための「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が多く含まれており、その影響で動物の排卵に作用するのだそう。
そんな方法よく思いつきますよね。
でも妊娠検査するために動物を犠牲にするのはかわいそうかも…
確かに。検査にも時間がかかったということで、気軽に検査をするのは難しかったでしょうね。
やっぱり安くて簡単で何も犠牲にしない、現在の検査薬は有能すぎますね。
先人たちに感謝です。
参考文献
ドゥーテスト「開発のあゆみ」
https://jp.rohto.com/dotest/brand/development/
CNN「古代エジプトの妊娠検査法、3500年前のパピルスに記載」
https://www.cnn.co.jp/fringe/35125113.html
Harvard University「Pee is for Pregnant: The history and science of urine-based pregnancy tests」
https://sitn.hms.harvard.edu/flash/2018/pee-pregnant-history-science-urine-based-pregnancy-tests/
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