【母娘】そろそろ娘も生理かも?生理を教える時に押さえておきたい、最近の「初めての生理のリアルお悩み」
むむ、娘にそろそろ生理がきそう?!そうなると親御さんが気になるのはこんなことですよね
「生理のこと、色々教えた方が良さそうだけど、SNSでも見聞きしてそうだし、親から何を話せばいいのか…」
自分の時とは情報も生理用品の選択肢も随分変わってるから、生理のことを教えると言っても何を伝えるか迷いますよね!
たしかに、娘さんは学校の保健の授業や友達とのおしゃべり、SNSで既に知ってることもあるかもしれません。
でも、だからといって問題なし!というわけではないようです!
生理や女性ホルモンに関するトピックで毎週金曜日19時からTikTokライブをやっている女性ホルモン大学で「初潮の時、なんか困りごと・トラブルとかあった/ある?」をテーマに配信したら、「はじめての生理での失敗」や「こんなことが不安…」「生理が分かってなくて勘違いしたこと」など1時間のライブでなんと50件以上のエピソードが集まりました!
え、50件越え…?!
みんな結構困ってるじゃん!
女性ホルモン大学編集部スタッフ一同、素直に驚きでした。
どうやら最近の10代の視聴者さんが抱える「はじめての生理の困りごと」は、
・SNSで生理の情報は流れてくるけどピンとこないから、知らないことが意外と多い
・単純に生理ってこと自体が恥ずかしい
・未知すぎて怖いから不安
など正しい生理の知識が身に付いていないことから抱える不安が多いようです。
そこで!今回は、女性ホルモン大学が「最近生理を迎えた/そろそろ生理がきそう」な視聴者さんから教えてもらった「娘に生理を教える時のポイント(リアルなお悩み解消編)」を6つまとめてみました!
この6つを押さえながら娘さんと生理の話をするだけでも、娘さんの生理の不安やお悩みを解消できると思いますので、ぜひこの6つのポイントを押さえてお話ししてみてください!
①生理が始まる前の心の準備のために伝えたいこと、と②生理が始まった時に困らないために伝えたいこと、の2つに分けていご紹介します。
ではまずは「生理が始まる前に伝えておきたいこと」から!
生理が始まる前に伝えておきたい3選
①生理が来たこと、どう親に言っていいのか分からない問題
「生理が来たことが恥ずかしくて親に言えない」「親になんて言ったらいいのか分からない」と困っていた方、結構いました!
もし家庭内で生理について一切触れていない場合は、まずはお母さんから生理の時に「今生理中なんだ」やお買い物の帰りに「生理用品を棚にしまっておいて」など日常会話に生理のことを混ぜて「生理のことは話してもいい」と思える雰囲気を作っていくところから始めてみましょう。
慣れてきたら「ここにナプキンがあるから生理がきたらここから取って使ってね」や「生理が始まったら教えてね」など生理の話題を広げられる話を親御さんから振ってみることもオススメです!
ライブの視聴者の中には、直接は恥ずかしかったからLINEやお手紙で親御さんに伝えたという人もいたので、生理が来た時の報告の方法を一緒に考えてみることもおすすめです!
②生理の血はどこから出るの?
これまで体から出るものは、尿道からおしっこ・お尻からうんちが出てくるだけだったのが、いきなり別のところから血が出てくることにびっくりしているお子さんが意外といました!
視聴者さんの中には、膣を通って生理の血が出てくることを知らず、怪我かおしっこに血が混じっていると勘違いしてトイレットペーパーでデリケートゾーンを拭き続けて荒れてしまったという方も…
生理について話す時は、『おしっこやうんちが出てくる穴の間には「膣」があって、生理の血はそこから出てくる』ということを伝えておきましょう。
体のパーツの中でもデリケートゾーンは特に繊細なので、適切なケア(こすり洗いやボディソープで洗うのではなく、デリケートゾーン用の石鹸で優しく泡で洗う)についてもセットで教えてあげることがおすすめです!
生理の仕組みについては、本やYouTubeで専門家が生理の仕組みを解説してくれている動画など使って話してみましょう。女性ホルモン大学のYouTubeチャンネルでも生理グッズやPMSについて紹介しているので、是非参考までにご覧ください!https://www.youtube.com/@womanbalance_tv/videos
③胸が痛くて、とにかく眠い! どうして?
生理のことは知ってたけど、PMSについて知らない子は少なくない!胸の痛みや頭痛、腰痛、お腹がゆるくなる、など生理前に出る不調(PMS)のことを知らず、病気なんじゃないかと不安になったという体験談も集まりました!
PMSの有無やレベルは人それぞれです。親子であっても、その症状の悩みは同じとは限りませんので、まずはPMSという存在を伝えて、症状の種類や痛みの感じ方は人それぞれということを伝えてあげましょう。
なかなかPMSや生理の悩みが解消されないときは、早い段階で専門家に頼ることがおすすめです!
早い段階から婦人科にかかる習慣を身に付けたり、カレンダーのメモや生理日管理アプリを使って生理周期を記録するなど、自分の生理と付き合っていく方法を教えてあげるのも良いと思います。
こちらの記事でおすすめの生理日管理アプリを紹介しているので、よければ併せて読んでみてくださいね!
生理が始まったら伝えたいこと3選
ここからは、「生理が始まったら抑えておきたいポイント」についてご紹介していきます!
「1人で悩んでいたことを女性ホルモン大学のTikTokで言ったら意外とみんな同じ悩み持ってた!」という声が届くほど、意外と1人で不安を抱えていることもあるので、集まった不安の声の中から、女性ホルモン大学がセレクトした「娘さんに生理がきた時に伝える3ポイント」を抑えて生理トークをしてみましょう!
①生理用品の持ち歩き方って?
生理に対してのイメージは人それぞれですが、「同級生に生理がきたことを知られたくない」という気持ちが強い子も一定数います。視聴者さんの中には「ナプキンを取り替える時に音がするのが嫌だから、生理中は学校のトイレはあまり行かない」という方もいらっしゃいました。
ナプキンは肌に直接触れるものなので、汚さず携帯できるようにポーチや大きめのハンカチを渡しておくように教えましょう。下着におりものが付くようになったり、そろそろ生理が来てもおかしくない年齢になったらタイミングで、急に生理がきても焦らないように2、3枚のナプキンを入れたポーチを持たせておくと安心です!
トイレまで持ち運ぶ時は、ポーチをそのまま持っていったり、ハンカチに包んで携帯するのも便利ですが、事前にポケットに1枚いれておけばトイレで生理が来たことに気づいた時も慌てずに済むのでおすすめです!
動画でも紹介しているので、是非娘さんと一緒にご覧ください!
②ナプキンっていつ取り替えるの?
意外と多かったのは、生理用品を取り替えるタイミングがわからない、という声でした!
特に、生理が終わりかけで経血はあんまり付いてないけど、汚れてないからいつ変えたらいいのか迷ってしまうケースが多かったです。
生理用品は、汚れていてもいなくても、衛生面を優先して2〜3時間おきに取り替えるように伝えておきましょう!
肌に直接触れるものなので、こまめに取り替えて、雑菌が繁殖しないように衛生的な環境を保つことが大切です。体も大きく成長している時期でもあるので、不安なことなどを溜め込まないように「生理で我慢しなくていいんだよ」と繰り返し伝えてあげましょう。
③レバーが混じったら注意!
毎回の生理でドロっとレバーのような経血がたくさん出てきて、ナプキンから漏れる…と過多月経のような症状ははやめに婦人科受診が大切です。
ちなみに女性ホルモン大学のTikTokライブでは、ほぼ毎回のライブで「生理中のレバーみたいなのってなんですか」「レバーがたくさん出ます、大丈夫?」など不安の声が続出しています、要注意ポイントです!
レバーのような塊の正体は、溶かされなかった子宮内膜の塊です。子宮内膜が厚く作られてしまうと、それらを溶かせる酵素の量が足りずにレバーのような塊のまま排出されます。
もし毎回たくさんのレバーが混じっているようなら、過多月経や病気が潜んでいる可能性もあるので、我慢せずに親御さんに相談するように伝えてあげましょう!
ぜひ1人で不安を抱えたり、無理に我慢してしまわないように「レバーみたいな塊がたくさん出るのは当たり前な症状じゃないから、辛くなる目に我慢せずに教えてね」と教えてあげてくださいね。
生理の不安を減らすには、親御さんからのコミュニケーションが大事!
大なり小なり、生理が始まった頃は色んなことが初めてで、慣れてしまえば当たり前のことにだって真剣に悩んでしまいますよね。
生理のイメージに悩みや我慢ばかりがまとわりついてしまうと、娘さんの生理に対するイメージも徐々にマイナスになってしまいがちです。
どうかそうならないためにも親御さんから積極的に生理についてお話しするきっかけを作ってもらえたら、そしてこの記事がその参考になれば嬉しいです!
女性ホルモン大学では、動画や記事以外でも、毎週金曜19時からのライブでも頻繁に生理について取り上げているので、ぜひご覧ください!
TikTok:https://www.tiktok.com/@womanbalance_tv?is_from_webapp=1&sender_device=pc
YouTube:https://www.youtube.com/@womanbalance_tv
女性ホルモン大学保健室ではお悩みも募集しているので、何かお悩みがある方はこちらもどうぞ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参照
・生理が長い、出血量が多い 月経異常の症状と対策(過多月経・月経困難症)https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_14.html
・https://www.elleair.jp/elis/elis_girls_clinic/practice/practice3
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