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性に関するコミュニケーションで気をつけたいことは?SRHR(性と生殖に関する健康と権利)とオススメ本紹介。

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生理や妊活、性全般に関する話題が以前に比べてオープンに話されるようになった風潮に、あなたはどう感じていますか?

お医者さんや専門家の知見だけでなく、個人の体験談をSNSで紹介したり、カップル間の事情を動画で共有したりなど、これまで話されてこなかったことから、知ることができなかった情報に出会えるチャンスが年々増えています。

これまで隠されるように話されなかったこなかった生理や性について、話しやすい雰囲気になったことでお悩み解消しやすくなった人も多数いることでしょう。

では逆に、性について話すこと、性に関する話題に触れること自体に慣れていない人はどうでしょう?果たして性に関する話題はオープンでないといけないのでしょうか?

この記事では、「性についてオープンにする」ということにモヤモヤしている方に向けてとある「考え」を本と合わせて紹介します!キーワードは「SRHR」です、一体どんな意味かご存知ですか?

《性について話す時に気をつけたいことは?》

大前提、性の話、生理やジェンダー、性行為は非常にプライベートなトピックです。そのため、話すだけでなく、聞くことにも躊躇いを感じる人は少なくないです。

「性に関する話を聞いてほしいな」というときは、相手が話を聞く気持ちの準備だったりが出来ているかの確認も含めて「〇〇について話してもいい?」と聞くことが親切でしょう◎

そして、もし話を聞きたくない、聞くのは構わないけど自分の話はしたくない、というときは「話したくない/聞きたくない」と話を途中でやめても、もちろんOK。

相手が親切心で取ってくれたアクションだとしても、一度は了承して始めたことでも途中でやめたり、あなたが嫌だなと感じたらそれは拒否して大丈夫。話したい人は話してもちろんOK、でも相手や自分が嫌な気分になってしまった場合は相手の思いを尊重することも忘れずに。

《自分の身体に関することは自分で決めて良い!》

「性と生殖に関する健康と権利」(Sexual and Reproductive Health and Rights)を省略して「SRHR」と言います。SRHRは、「この世の全ての人には、「性」と「生き方」が尊重される権利があり、その権利を元に自分が自分の身体や人生のことを自由に決めて良い」ということを意味しています。つまり、ざっくり言うと、「どんな人でも健康に、そしてハッピーに生きる権利があるし、自分の体のことは自分で決めていい」と言うこと。

まだまだ日本では馴染みのない考えなので、それぞれの頭文字部分をもう少し細かく紹介しますね(国際協力NGO ジョイセフより引用)

Sexual health(セクシュアル ヘルス)・・・自分の「性」に関することについて、心身ともに満たされて幸せを感じられ、またその状態を社会的にも認められていること。

Sexual rights(セクシュアル ライツ)・・・妊娠したい人、妊娠したくない人、産む・産まないに興味も関心もない人、アセクシャルな人(無性愛、非性愛の人)問わず、心身ともに満たされ健康にいられること。

Reproductive health(リプロダクティブ ヘルス)・・・セクシュアリティ「性」を、自分で決められる権利のこと。自分の愛する人、自分のプライバシー、自分の性的な快楽、自分の性のあり方(男か女かそのどちらでもないか)を自分で決められる権利です。

Reproductive rights(リプロダクティブ ライツ)・・・産むか産まないか、いつ・何人子どもを持つかを自分で決める権利。妊娠、出産、中絶について十分な情報を得られ、「生殖」に関するすべてのことを自分で決められる権利です。

自分のこと、自分の身体のこと、自分の人生のことは、自分で決めて良い。とっても当たり前のことを言っている権利ですが、守られていない場合はたくさんあります。

もし周りが「当たり前」としていることでも、自分が「違うな」と感じることだったら無理することはないんです。自分にとって心地よいことを選ぶ、それって究極にセルフケアですよね。ただ、どんなことなら自分が心地よく感じられるのか分からないと、つまり選択肢がないと選べないという時もありますよね。まずは自分の気持ちに耳を傾けてコミュニケーションを取ること。そして、自分のことをわかって欲しいという時に、その相手とコミュニケーションが取れるように伝える方法を持っておこう。

《この本でSRHRの考えに触れてみては?》

日本でSRHRについて取り上げている書籍はまだ少なく、専門書が大半です。そこで、気軽にSRHRの考えに触れられる本を2冊紹介します!

※画像をタップしたらAmazonページに移動します

【子どもと性の話、はじめませんか? からだ・性・防犯・ネットリテラシーの「伝え方」】

宮原 由紀 (著), 高橋 幸子 (監修)

この本は親が子どもに足して性に関することを話すときに気をつけた事や知っておきたいことなど、著者が運営している性教育サイトに寄せられらた保護者の悩みや疑問に答えるように書かれた一冊です。

「こういう風にすればいいのか!」という伝え方や考え方を紹介してくれるだけでなく、子どもでも分かるように様々な概念を分かりやすく説明してくれています。中でも、プライベートゾーン、性犯罪、性的同意に関する章は大人が読んでも「もっと早くに知りたかった…!」と思わされる内容です。より日常に当てはめSRHRについて考えたい方におすすめです!

【10代のためのエンパワメントBOOKシリーズ2 こんにちは! 生理 生理と仲よくなるために大切なこと】

海外で出版されて日本語に訳されたこの本は、初めての生理への不安から生理のある日常全般のモヤモヤを詳しく楽しく紹介しています。生理に対して「恥ずかしい」と感じてしまう、自分の体のことだけど生理中どんな風に変化しているのか分からない、自分に合った避妊方法を知らない、など幅広い疑問に応えてくれる一冊です。個人的に、生理の貧困やセックスについても詳しく取り扱っていることに好感を抱きました!生理や身体だけでなくジェンダーに対する考え方・価値観についてもブラッシュアップしたい方にもおすすめしたいです。

国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】――科学的根拠に基づいたアプローチ

ユネスコ  (編集), 浅井 春夫 (翻訳), 艮 香織 (翻訳), 田代 美江子 (翻訳), 福田 和子 (翻訳), 渡辺 大輔 (翻訳)

SRHRの考えを教育する「包括的性教育」についての手引きです。内容量もたっぷりですが、性やジェンダーを人権に基づいて教育する際のポイントが掴める一冊ですので、国際的なスタンダードがどんなものか気になる方におすすめです。体系的な知識から、若い人のウェルビーイングや幸福にまつわる課題点、若い人が実際に抱えているセクシャルヘルス関連のニーズについてまで、幅広く学べます。

《いかがでしたか?》

最後まで読んでいただきありがとうございました!

SRHRという「自分の身体のことは自分が決めて良いし、どんな選択をしても尊重される権利」について紹介しました。SRHRの考え自体、1994年にエジプトのカイロで開催された国際人口開発会議で生まれたものであり、研究や啓蒙はまだまだ多くはありません。

まだまだ知られていない考えですが、これを読んでくださったあなたがSRHRという考えを知り、「自分の体や気持ちは私が決めていい」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

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rikako

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女性ホルモン大学 インターン/ライター。ミレーナ愛用中(2年半)。

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