【初心者もこれで丸わかり!月経カップ徹底解説】これを読めばあなたが求める月経カップが分かる⁈
本ページはプロモーションが含まれています
数百円で買えるナプキンやタンポンに慣れてしまうと、月経カップ1つに数千円払うって、ちょっとハードルが高いですよね。第3の生理用品とも呼ばれる月経カップは、膣内で経血を溜めるカップ型の生理用品のため、実物に触れる機会も限られています。
今回は「そもそも月経カップってなに?」という方から、「そろそろ月経カップにチャレンジしてみたいぞ!」という方に向けて、月経カップの構造を踏まえていくつかの種類を紹介しつつお手入れ方法もお伝えします。3つの月経カップも細かく紹介しますので、「結局自分に合うのかどうか確証が得られずに買うにはちょっとな…」とこれまで購入を迷っていた方々はぜひ参考にしてみてください。
《月経カップの種類》
月経カップを検討する際に、チェックしたいポイントは以下の3つです。
1.) 月経カップ本体の形
2.) 持ち手のタイプ
3.) 溜められる経血量
ポイントごとに紹介していきます!
1.) 月経カップはV字型とベル型
月経カップには、V字型とベル型の2種類の形状があります(V字型は「鈴型」とも呼ばれる場合もあります)。中には、チューリップ型やすずらん型と呼ばれる丸っこい形状のものもありますが、王道は上記の2つの形状です。
傾向として、V字型はリムがスリムで、ベル型は肉厚なリムが多いです。ちなみに、この「リム」とは、月経カップの縁部分のことを指します。ブランドによって厚さ、そして固さが異なりますので、要チェックです。
月経カップはこの本体部分を折り曲げて膣内に挿入するのですが、折り方は多様です。月経カップや人によって使いやすい折り方は異なるので、どんな折り方が自分には合っているのか探してみましょう。こちらの動画で2つの折り方を紹介しているのでチェックしてみてくださいね!
動画を見ると、「え、結構力入れて折ってる?そんな固そうなもの膣内に入れるの?」と不安になるかもしれませんが、ある程度の固さがないと、膣の中の圧力(膣圧)で変形してしまい、経血が漏れてしまう場合があります。そのため、きゅっと折り曲げられる、でも膣圧では変形しない程度の固さが必要なのです。
2.) 持ち手は3タイプ!
月経カップの持ち手には、リングタイプ、ボールタイプ、ステムタイプがあります。名前の通り、リングタイプは輪っか状で、指を引っ掛けて取り出せるという特徴があるため、初心者にも優しいタイプです。ボールタイプとステムタイプは、膣内に指2本を入れて持ち手を摘んで取り出します。ボールタイプはステムタイプ以上に摘む部分が限られているため、膣内に月経カップが当たる面積を減らしたい、もう月経カップは使い慣れているから取り出しのコツもわかる、といった上級者向けと言われています。
どのようなタイプであろうと、取り出す際は膣に触れるため、手を綺麗に洗って衛生的な状態にすることをお忘れずに!
3.) 溜められる経血量
月経カップに溜められる経血量は、だいたい15〜30ml程度です(大さじ1〜2程度)。生理2日目の経血量が大体30mlと言われているので、標準的な経血量の方は容量はさほど大きなポイントではないかも知れません。溜められる経血量によって月経カップのサイズも変化します。出産経験の有無で月経カップの装着のしやすさも変わる場合があります。また、もし自分の1日の経血量がどれくらいか分からないという方は、メモリ付きの月経カップを選んでみてはいかがでしょうか?使用する度に経血量が可視化されるので、ご自身の目安を知ることもできます。
経血量が多い方は、標準より多くの量を溜められる月経カップ「スーパージェニー」というブランドを検討してみてはいかがでしょうか?サイズ1(スモール)で32.0ml、サイズ2(ラージ)で41.6ml溜められるスーパージェニーは、業界最大容量の月経カップです。
月経カップ・スーパージェニー 【Amazonリンクはこちら】
《お手入れ方法》
繰り返し使えることが特徴の月経カップですが、どうせ専用の洗浄液とかでお手入れしないといけない(=めんどくさい)のではないか、と思いますよね。実はお手入れ方法はシンプルで、外出先でも対応できる方法があるので紹介します。
そもそも、月経カップは定期的な煮沸消毒を推奨しています。一定時間月経カップをお湯で煮ることで菌を死滅または不活性化させ、匂いや色の定着を防ぎ、月経カップを使い続けられるように衛生的に管理することができます。煮沸消毒をした方がいいタイミングは、購入直後(使用前に)と生理期間中の使用後(次の生理で使う前までに)すると良いでしょう。小さめのお鍋でぐらぐらと煮込んでもいいですし、レンジで数分温めてもOKです。使い慣れるまでは、月経カップの取扱説明書を参考にしながらお手入れしてみてください。
では日常的なケアはどうでしょう?
外出中に月経カップと取り出したくなった時のおすすめ対処法は「デリケートゾーン用のシートを携帯すること」と「個室内に洗面台があるお手洗いを選ぶこと」の2つです。月経カップを取り出した際に、付いている経血を綺麗にしてから挿れ治すためにも、デリケートゾーン用のシートがあればさっと拭き取れます。もし個室内に洗面台があれば、軽く洗い流してから付け直すことができます。どこで装着するにしても、事前に手を綺麗にしておくことは忘れないようにしましょう。
こちらの記事では女性ホルモン大学がおすすめするデリケートゾーン用シートを紹介しています。よかったらご覧ください。
使い慣れないうちは、月経カップを取り出すのにちょっと苦労するかもしれません。装着も取り出しも、お風呂で練習すれば、周りや手が汚れてもすぐ洗い流せます。実際に使用した月経カップを取り出す時は、排水溝に経血を捨て、デリケートゾーン用のをウォッシュでさっと月経カップを洗うといいでしょう。お風呂で温まって、リラックスした状態になったら普段とは別の形に月経カップを折って装着とトライしてみたり、装着しやすい体勢を新たに探してみましょう。
《 海外の月経カップ》
あれこれ聞いても、実際の月経カップはどんなもんなんだ!と気になりますよね。
ここからは女性ホルモン大学が持っている月経カップを冒頭でお伝えした月経カップを選ぶポイント以下の3点も併せて紹介します。
1.) 月経カップ本体の形
2.) 持ち手のタイプ
3.) 溜められる経血量
<1. hello.の月経カップ>
パッケージが目を引くこの月経カップは、以前紹介した月経ディスクと同じhello.社のアイテムです。どの製品も色使いが派手で「海外っぽい色味」が特徴です。
(月経ディスクの記事はこちらからご覧いただけます→https://womanbalance.jp/article_20220910/)
ちなみにビビッドな色だけでなく、真っ黒な月経カップも販売されているようです。実際に経血がカップの中に溜まった時にどんなふうに見えるのか気になります…!
1.) 月経カップ本体の形・・・V字型
2.) 持ち手のタイプ・・・ボールタイプ
3.) 溜められる経血量・・・25ml程度
持ち手がボールタイプなので、初心者さんより月経カップを2つ目、3つ目と使い慣れていて新しいものにトライしたい方に向いている月経カップです。一般的な月経カップと同じように、ためられる経血量は25mlなため、経血量が多すぎない方に向いているアイテムと言えるでしょう。
<2. Me Lunaの月経カップ>
ドイツのブランド「Me Luna(メルーナ)」は、サイズと持ち手タイプのバリエーションの豊富さが売りの月経カップです。今回紹介しているものは、持ち手がリングタイプのMサイズの月経カップです。これ以外にも、同じカップサイズで持ち手がボールタイプ、ステムタイプもあります。自分が使いやすいと感じる形状に合わせて同じブランドの中でもカスタマイズ出来るというのは助かりますね。
触った感じ、本体の質感は柔らかく、リム部分がしっかりとしていることが特徴的です。折り曲げること自体は難しくありませんが、挿入する際にリムの存在によって手こずる人もいるかも知れません。
ちなみに表の下半分の『Shorty』は、膣の長さが短い人むけに制作されているようです。
1.) 月経カップ本体の形・・・V字型
2.) 持ち手のタイプ・・・リングタイプ(女性ホルモン大学の場合)
3.) 溜められる経血量・・・28ml(Mサイズ)
<3. Nopra 月経カップ>
本日初登場の日本ブランドの月経カップ、Nopra(ノプラ)は初心者でも使いやすい柔らかさと容量の多さがポイントです。また、価格も2,480円と月経カップの中ではリーズナブルという点も月経カップ初心者にとって心理的ハードルが下がる嬉しいポイントですね。カップの内側に経血量が測れるメモリがついているため、自分の経血量がどれほどかを知ることもできます。
実際に手に取ってみると、他の二つと比べて持ち手のリングの大きさが目立ちます。小指程度なら入る大きさのリングは「ちゃんと取り出せるかな」という不安を和らげてくれる印象です。
1.) 月経カップ本体の形・・・V字型
2.) 持ち手のタイプ・・・リングタイプ
3.) 溜められる経血量・・・32ml(Mサイズ)
気になる方は【こちらのリンク】からNopraカップをチェックしてみてください!
《いかがでしたか?》
最後まで読んでいただきありがとうございました!
なかなか月経カップとは何なのか、を知る機会がなかった方や月経カップを検討している方の参考になれば幸いです。月経カップの種類やお手入れ方法、国内外の月経カップを紹介しましたが、何より大事なのは、自分の体はどういう形のアイテムを必要としているのかご自身と向き合って選ぶことです!
この記事があなたにピッタリの月経カップを見つけるきっかけになれれば嬉しいです。
実際に月経カップ経験がある女性ホルモン大学メンバーに調査した記事も公開しております。「実際どうなの?」とリアルな声が気になる方は画像をタップしてこちらもチェック!
本ページはプロモーションが含まれています
この記事へのコメントはありません。