【アンケート】Z世代に聞いた「生理の授業」アンケート調査結果。85%が生理の授業に満足していないという結果に。
フェムテック啓蒙メディア「女性ホルモン大学」が2023年3月に「生理の授業に関するアンケート調査」を行いましたので、調査概要とアンケート結果をお知らせします。
アンケートの調査の集計データのまとめはページ下部にまとめています。
アンケート集計結果はこちらをクリックしてご覧ください。調査概要
株式会社あしたるんるんラボの運営するフェムテック啓蒙メディア「女性ホルモン大学®」 にて、義務教育における「生理の授業」に関するアンケートをインターネット調査、及び女性ホルモン大学のTiktokにて実施いたしました。調査の結果、8割以上が学校における「生理の授業」に満足していないことが明らかになりました。
対象者:全国の15歳〜24歳の女性
サンプル数:146
調査方法:インターネット調査、TikTok調査
アンケート実施日:2023年3月23日
調査メディア:女性ホルモン大学(https://womanbalance.jp/)
調査背景
近年の日本では、生理の貧困だけでなく、生理に関する知識の男女格差や学校の性教育では性交に関連する内容を教えない「はどめ規定」など、生理に関する様々な社会問題を抱えています。そこで、TikTokを中心に女性特有の健康問題やお悩みを取り上げる啓蒙メディア「女性ホルモン大学(フォロワー4万人/2023年4月時点)」が実態調査を実施しました。今回は実態調査の第一弾として10代〜20代女性に「生理の授業」についてインターネット調査とTikTokにて実施しましたので、その結果内容をリリースします。
「生理の授業に満足している」の回答はたった 14.4%
生理の授業の内容に満足しているか質問したところ、驚くことに85.6%の人が「満足していない」と回答し、満足している人はたったの14.4%でした。加えて、実際に生理で困り事があった際、生理の授業で学んだ内容だけで十分だったと感じていた回答者はわずか19.9%に止まりました。
この結果から、Z世代の女性が「生理の授業」で教わった内容は知識としても決して十分ではなく、また満足のいくものではなかったということがわかりました。
教えてほしいことは具体的な予防策と対処法
また、授業内容について「教えて欲しかったテーマ」を回答してもらったところ、 「生理痛の原因や対処法について」と「PMS(月経前症候群)や月経不順について」が同率1位で42.5%という結果になりました。この結果から、実際の義務教育の授業時に女性が必要性を感じている知識は、「生理に関連する不調の対応方法」や 「予防法、解消方法」など日常生活で活用出来る具体的な予防策や対応方法であることがうかがえます。
TikTokで届くコメントでも「月経カップとかナプキン以外の生理用品の選択肢についても知りたかった」や「急に生理がきた時にどうしたらいいのか分からなくて困った」という意見が女性ホルモン大学のライブ配信等からも集まったことも踏まえると、彼女らは自身の生理と付き合っていくために使える知識や情報を求めていると考えられます。
85%の女性が男性を含めた「性別関係のない生理を学ぶ機会を求める」結果に!
そして最近、こちらも話題になっている「男性に対する性教育」。今回の調査でも「性別関係なく男女の体の仕組みや変化について学んだ方がいいと思うか」という調査を行うことで、性別関係のない性教育のニーズを調査しました。その結果、85%の女性が男女に関わらず教育への必要性を感じている回答結果になりました。さらにTikTokで、詳しいコメントを求めたところ、女性自身が日常で感じているエピソードから「生理」に対する共通知識を求める声が得られました。
女性ホルモン大学のTikTokでも多くの「生の声(コメント」をいただきました。
アンケート集計結果はこちらをクリックしてご覧ください。まとめ
今回の生理の授業に関する調査を通じて、生理の授業に対する満足は全体的に高くないことが明らかになりました。また、はどめ規定の影響からか生理の授業の内容が生物学的側面に偏っているようで、 当事者である女性たちは実生活で役に立つような具体的な知識と情報を求めていることが分かりました。今後の性教育では、より自身の生理と付き合いやすくしていくための術を伝えていくことが重要視されると予想できます。また、男女共に生理に関する知識格差を問題視していることが明らかになり、男女関係なく知識の付与を望んでいることがわかりました。
女性ホルモン大学®による調査/取材/お問合せも可能です
本調査を通じて、日本の若年層の生理や性に関するリアルな声の多くが明らかになっていないことから、女性ホルモン大学は、今後も性教育や女性の性差に関するトピックを発信していきます。当調査に関する詳細なインタビューや取材、女性ホルモン大学のメディア事業について、また木内仁美氏(あしたるんるんラボ COO /女性ホルモン大学®事業責任者)へのインタビューについてもお気軽にお問い合わせください。当社の取り組みや性教育、女性ホルモンに関連する健康問題に関心をお持ちのメディアの取材やインタビューにも柔軟に対応いたします。
<お問合せ情報>
株式会社あしたるんるんラボ (木内/岩永宛)
メール:pr@ashitarunrun.co.jp
TEL:03-6427-6612(平日10時〜17時)
リリース転載ではなく、記事やグラフ、データを引用される際は、必ず右記のリンクを出典元としてご記載お願いします:女性ホルモン大学( https://womanbalance.jp/release_20230410/)
アンケート調査データまとめ
下記に今回のアンケート結果の集計を掲載いたします。
リリース転載ではなく、記事やグラフ、データを引用される際は、必ず右記のリンクを出典元としてご記載お願いします:女性ホルモン大学( https://womanbalance.jp/release_20230410/)