《体験談》ズボラな私がアメリカでミレーナを挿れてみた結果
こんにちは、女性ホルモン大学メンバーのrikakoです🌿
今回の記事では、私のミレーナ挿入の体験談をお伝えします。
遡ること2020年、冬。ミレーナを装着して私のQOLが劇的に改善したことをきっかけに、どうにかこの良さを生理/避妊に悩んでいる友達に伝えたい!と思い、頭に顔が浮かぶ人にミレーナをおすすめし続けました。あっという間に5、6人の友人がミレーナを装着していたので、「もしかしたらリアルな体験がミレーナを迷っている人の後押しになるかも?」と思い、今回記事にすることにしました!
名前は聞いたことはあるけど、「実際ミレーナを挿れてみてどうだったのか?」という体験談や実際の感想などの情報はまだまだ少ないと思うので、ミレーナに興味があるという方の参考になればと思います。
インタビュー風に撮ったYoutube動画では、より細かい体験について話しているので、この記事と合わせて良かったらご覧ください!
(絶賛ミレーナ装着を迷ってるフレンズのみんなに届け…!)
※よくある注意書きです。あくまでこの記事&動画は一個人の体験談です。「こういうケースもあるのか〜」くらいで読んでください!はい、ではどうぞ!
そもそもミレーナとは
ミレーナは医療器具です、日本では「避妊リング」や「IUS」とも呼ばれています。黄体ホルモンがちょっとずつ放出され続けるミレーナを子宮の中に装着し、最長5年間使えます。効果的な避妊具としても使えますが、生理痛の改善にも有効とされています。産婦人科で装着と取り出す施術を受けることが可能です。
より詳しい説明は、以下の記事で解説しているので画像をタップして、読んで、戻ってきてください!
ミレーナの装着を決めた4つの理由
さて、「ミレーナ気になってるけど、挿れようって決心するガッツと一押しが足りない…」という方に向けて、私が「よっしゃミレーナ挿れよ!」と決めるに至った4つの要素をお伝えします。
- 生理の悩み
- 生理をどうにかしたいな、という気持ちは中学生くらいから年々増していました。生理痛やPMSに振り回されることが多々あり、大学生になってからも生理が原因で諦めたイベントや旅行がいくつもありました。人によって悩む症状は様々ですが、私は〈頭痛、腰痛、お腹を下す、抗えない眠気、胸の張り、生理前から始まる気分の落ち込み、食欲爆発〉などに振り回されていたので毎月切実に「生理いらない、どうにかしたい」と思っていました。
- 避妊への不安&ヒヤッと体験
- 本格的に「何か出来ることないかな〜」と対処法を探し始めたきっかけは、「あれ?2ヶ月生理きてないな?(やばい避妊失敗したかも)」という恐怖体験でした。ただ生理がずれていただけでしたが、ふと予定通り生理が来ていないことに気づいた瞬間が人生最速で恐怖を感じた気がします。なんでしょうね、あの全身の毛穴から汗が滲み出て、目がバキバキになって、頭に熱が籠るような感覚。友達に泣きついて一緒に妊娠検査薬を買いに行ってもらいましたが、道中ずっと「マジで無理!!!!!」と叫びながら爆速で自転車漕いで薬局に行きました。
- 自分のズボラな性格
- ここにさらに加わったのが「私はピルを毎日決まった時間に飲めるほどできた人間じゃないぞ!」というズボラさの自覚と開き直りです。留学中に暮らしていたシェアハウスに数人ピル利用者がいたので、「実際ピルってどうなの?」と何度か体験談を聞かせてもらいました。彼女たちの実体験を聞いた上で、やはり「毎日続ける」が苦手な自分にピルは不向きだと判断し、「楽して人生楽にしたい!」というマインドでさらにリサーチしていたらミレーナが有力候補になりました。
- 保険のサポート
- 最終的に「よし、ミレーナ挿れよう」と覚悟を決めたのは留学中の保険が超高かった&婦人科もカバーしてたからでした。米国留学あるあるですが、毎学期の保険料が信じられないくらい高額なので「使える医療サービスは使い倒すぞ」という強い心がニョキニョキと育ったことが一番の後押しになりました。お金の力ってすごい。最悪ミレーナも体質に合わなければ取り出せばいいや、と思えたのも保険のおかげでした。
ミレーナを挿れるまでの流れは?
そんなこんなで覚悟を決めたらすぐ行動。次の日には大学内の病院に事前カウンセリングの予約をとって、ミレーナの相談に行きました。病院や国によって多少の違いはありますが、私が体験したカウンセリングからミレーナ装着までの流れを紹介します。
事前カウンセリングはかなり丁寧でした。ミレーナ一択、くらいの気持ちでカウンセリングに行きましたが、実際に自分の生理の状態や今後どういう状態でありたいのか、など相談した上でミレーナと低用量ピルの両方を先生から提案されました。リスクや装着後の痛みを天秤にかけた上で、長期的に使用可能で、日常的なコストがかからないミレーナが良い、と思えたので施術予約をしてから帰宅しました。
事前カウンセリングが終わる頃にはミレーナを挿れる気満々だったので、施術の予約をし、当日服用する痛み止めを処方してもらいました。一番印象に残っているのは、「施術までの1週間で何があるか分からないから念の為ね、持っておいたら」と胃薬を処方するくらいのテンションでアフターピル(緊急避妊薬)を痛み止めと一緒に処方されたこと。日本じゃ1万円するお薬がこんな気軽に…と衝撃でした。
当日の施術もかなりポップでした。先生は鼻歌歌いながら待合室に迎えにくるし、カーテンも何もない簡易ベッドで先生と顔合わせながら施術道具も説明されるし(もちろん私が開いている両足の間から顔出して)、帰りは「糖分補給して休んで!」とリンゴジュースをもらいました。婦人科の固定概念がぶっ壊されるという貴重な経験でした。でも意外とカーテン無しで先生と顔合わせながらの施術って安心します。使用する医療器具は全て事前に説明され、「痛い!」と伝えると「よく頑張ってる!」と応援してくれるので、「よく分からないけど怖い」のような不安は一切なかったです。
メリット&デメリット
価格や効果などはについてまとめられている病院のブログは既にたくさんあるので、ここでは私が特にメリット&デメリットだと感じたことを1点ずつ紹介します。
<メリット> 不安から解放
ミレーナを装着してからの1番のメリットは「不安」から解放されたことです。いくつか不安の種類がありますが、生理で予定が狂う不安、「もし避妊失敗していたらどうしよう」という不安、「子ども産みたいなら色々逆算して考えないとな」という漠然とした将来への不安、などから一斉に解放されました。生理の症状も無くなるし、99.8%で避妊も出来て、装着したら最長5年持つミレーナを挿れてからは心理的な負担がグッと減ったのでストレスも減った気がします。(まるでテレビショッピングみたいな売り文句になってしまった笑)
<デメリット> 普通に痛い
よくある感想で申し訳ないのですが、やっぱり施術中と装着してから体に馴染むまでは普通に痛かったです。痛み止めを服用する以外に麻酔などは特になかったので、施術中は生理痛ピークが3分くらい続くレベルの痛みでした。臓器に異物挿れるんですもんね、そりゃ痛いですよね…。
徐々に痛みは和らいでいきましたが、装着してからは3〜4日は痛み止めが切れないように服用し続けました。意外と不正出血が長引きました。3ヶ月ちょっと続いたので、おりものシートは必須アイテムでした。日常生活で困るようなことではありませんでしたが、おりものシートを貼り忘れると下着が汚れるので、経血洗浄専用の洗剤もあると便利です。
最後にメッセージ
最後まで読んでくださりありがとうございます!!!読んでいただけて本当に嬉しい!
今回は私がアメリカで経験した「ミレーナを装着する決意→実際に装着→装着後」までのストーリーを紹介させていただきました。本当に友達に話す時と同じテンションで書いたので、「ミレーナ付けた友達からゴリ押しされた」くらいのテンションで読んでいただけていたら嬉しいです。私自身、挿れる前は「いや、痛いでしょ」とか「合わなかったらどうするの?」など不安がありましたが、結論から言うとミレーナを装着してから不安から解放されて人生イージーモードになったので、ミレーナを挿れたいけど迷っているという方の背中をこの記事でばちこーん!と押せたら本望です。
お悩みは人それぞれですが、ミレーナが気になっているなら、ぜひ一度産婦人科の先生に相談してみてください。怖い、痛そう、どうしよう、みたいなお悩みも聞いてくれるはずです。
読んでくださったあなたのお悩みが少しでも軽くなりますように。
ではまた別の記事で会いましょう〜!
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