生理の悩みとおさらば!ミレーナと低用量ピルで快適に?!ミレーナとピルを徹底比較
正直、毎月生理で悩まされるのってしんどくないですか?生理痛やPMSで思うように動けなかったり、普段と比べてコンディションが悪かったり、朝起きて下着が汚れてると気分もブルーになったり。
生理で悩まされているあなたのために、今回は中長期的に生理の症状を緩和できる「低用量ピルとミレーナ」について紹介&比較します!
大事なポイントは、どちらも月経困難症と診断されれば保険が適用で使用できるということ。
人それぞれ生理で悩むポイントは異なりますが、この記事がお悩み解消のヒントになれば嬉しいです!
表で簡単!ミレーナ&ピル比較
では、女性ホルモンを含んだ医薬品、ミレーナと低用量ピルの違いをサラッと表で見てみましょう!
気になる部分はありましたか?ここから細かくミレーナとピルについて紹介します!
ミレーナ:入れっぱなしでOK!
ミレーナの特徴
ミレーナは一度装着したら日常的に避妊や生理に関して考えなくて良いという利点があります(筆者の独断と偏見)。元々避妊具として使用されていましたが、2014年からは月経困難症や過多月経の治療薬として保険適用になりました。ちなみに「ミレーナ」とは、IUS(Intrauterine System/子宮内システム)というプラスチック製医療器具の商品名です。
最長5年間使えるミレーナは、500円玉より少し大きく、微量の黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が放出されています。装着すると、卵巣の働きは変わらないため排卵は起こりますが、レボノルゲストレルの働きによって内膜が薄くなり、経血の量や痛みが減ると言われています。
副作用としては装着時の痛み、装着後の不正出血などが挙げられます。ここで大切なのは、体への負担は人それぞれ異なるということ。装着後は婦人科に定期検診に通う必要があるので、その際にきちんと装着されているか確認したり、気になる症状を相談することができます。副作用が収まれば、定期検診以外では日常的な手間はかからないです。
ミレーナにかかる費用
費用に関しては、保険適用か否かで大きく異なります。保険適用の場合、つまり月経の治療薬としての利用でおおよそ1万円ほどかかります。装着費用以外に事前の検査や診察費用などもありますので、最初に払う金額としては大きいですが、最長5年使用するのであれば月々の出費は数百円です。(※診察代などもかかるため目安となります。)
例:1万5千円÷(12ヶ月x5年)=250円
初期費用がかかるミレーナですが、避妊効果は99%以上と非常に高く、長期的な効果が期待できます。
低用量ピル:嬉しい副効果がたくさん!
低用量ピルの特徴
低用量ピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンをできるだけ少なく抑えて配合している錠剤のお薬です。毎日1度服用することで、排卵が抑制され、子宮内膜の増殖も抑制されることから、生理痛や生理不順の軽減が期待できます。そのほかにも女性ホルモンの変動を抑えることで多くの副効果(PMSや肌荒れ、ニキビの改善など)もあると言われています。また、子宮内膜症などの病気の予防や卵巣がん、子宮体がん、大腸がんの発症リスクを抑えることもできるという優れものです。
一方で、ピルを飲み始めの頃は頭痛や腹痛、不正出血など副作用が出る場合があります。喫煙者は血栓症のリスクも上がると言われていますが、正しく服用すれば高い避妊効果も期待できます。
低用量ピルにかかる費用
ミレーナと同じく 月経困難症など診断が下されると低用量ピルも保険が適用されます。1シート大体1,000円〜3,000円です。PMS改善や避妊目的の場合は自費診療となりますが、2,500〜3,000円ほどが相場と言われています。また、自費診療でオンライン処方してもらえるサービスもあり、値段は多少上がりますが、どうしても婦人科に行けない月がある時などに活用しても良いかもしれません。
まずは相談から
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回は「ミレーナ」と「低用量ピル」についてご紹介しました。生理痛に毎月悩まされたり、生理不順、過多月経など生理の悩みは人それぞれです。他の人と比べたりせず、あなた自身が辛いと感じるのであれば、専門家に頼ったり、医薬品を味方にすることも検討してみてください。
今回紹介したミレーナと低用量ピルにはメリットとデメリットの両方があります。自分の体質やニーズに合ったものを選ぶためにも、まずは一度産婦人科に行って相談してみてはいかがでしょうか?この記事が生理に悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです◎
コメントや感想、「こういうトピック取り上げてほしい!」などリクエストもお待ちしております。
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