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HPVワクチン積極接種開始!がんを予防できるワクチンがあるって本当?

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こんにちは。女ホル編集部のさくちゃんです。
早速ですが、HPVワクチンってご存知ですか?子宮頸がん予防ワクチンとも呼ばれています。2022年4月に積極接種が再開されて、最近はニュースやCMでも見かけることが増えました。
でも実際どんな効果があるの?無料接種の対象者は?そんな疑問にわかりやすく答えるために、今回は私さくちゃんと大学生A子の会話形式でお届けします!

HPVワクチンって何?

がんの原因となるウイルスの感染を防げるワクチンがあるって知ってますか?

なにそれ!そんなワクチンがあったらみんな打ってるんじゃないですか?

そのワクチンとは「HPVワクチン」。「子宮頸がん予防ワクチン」とも呼ばれています。実は日本の接種率は他の先進国に比べて異様に低いんです…。

最近テレビやニュースでよく見かけるやつだ!でも実際どんな効果があるのかな。

今回はこの「HPVワクチン」について、効果や日本の制度についてご紹介します。

(参照:厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」)

子宮頸がんってどんながん?

子宮頸がんとは、子宮頸部(子宮の出口付近)に生じるがんのことです。

子宮頸がんの生じる場所

日本では、毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、約2,900人の女性が亡くなっています。 一生のうちに子宮頸がんになる人は70人に1人くらいと言われています。多いと感じませんか?
患者は20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年に約1,000人います。
この子宮頸がんの原因の一つにHPVがあります。HPVとは「ヒトパピローマウイルス」のことで、性的接触により感染すると考えられています。

20代ってちょうど私たち大学生の世代ですよね。がんってこんなに身近なものなんだ…😰怖い。

ですがこの子宮頸がん、さまざまな予防法や早期発見法があります!日本では子宮頸がんの定期検診が提供されており、二十歳を超えたら2年に1度検査することが勧められています。

検査もあるんだ!知らなかった。早期発見も大切だけど、予防できるものならしておきたい。

予防法として、今回紹介するHPVワクチンがあります。

公益社団法人 日本産科婦人科学会「子宮頸がん」

HPVワクチンってどんな効果があるの?

HPVワクチンについて、国はこのように紹介しています。

HPVワクチンは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」

50~70%!!がんになる確率をこれだけ減らせるなんて…!びっくりです。

HPVワクチンはHPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からウイルスを排除する効果は認められません。そのため、初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。

(参照:厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」)

厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」
公益社団法人 日本産科婦人科学会「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために」

無料で打てるって本当!?

このHPVワクチン、対象者は無料で接種できるって知ってますか?

日本では小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種(無料)が行われています👏現在の対象者には、お住まいの地方自治体から接種のお知らせが届いていると思います。お近くの婦人科でぜひ相談してみてください。

私はもう大学生だから、無料で接種するのは難しいのかな😭

大丈夫。今、国からさまざまな制度が提供されているよ。

2022年4月、積極接種がされなかった平成9年度~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性に向けたキャッチアップ接種が開始しました。対象者は、2025年3月末まで無料で接種できます。
平成18・19年度生まれ(誕生日が2006年4月2日〜2008年4月1日)の方は、通常の接種対象の年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えても、2025年3月末まで無料で接種できます。

誕生日制度期間
1997年4月2日〜2006年4月1日無料で接種可能2025年3月31日まで
2006年4月2日〜2008年4月1日通常の接種対象の年齢(小学校6年~高校1年相当)を超えても無料で接種可能2025年3月31日まで

本当!?良かった😭近くの婦人科を調べてみようと思います。

また、私費で既にワクチンを打ってしまった方にも朗報です!実は、キャッチアップ接種の対象者のうち、HPVワクチンの接種(2価、4価ワクチン)を2025年3月31日までに自費で受けた方に向けた払い戻しも実施されています。申請期限は、2025年3月31日まで(キャッチアップ接種の実施期間)です。

すごい!期限があるものだから対象者にしっかり情報が届くといいな。

(参照:厚生労働省「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」)

厚生労働省「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」
厚生労働省「HPVワクチンの接種を自費で受けた者に対する償還払いについて」

まとめ

・子宮頸部(子宮の出口付近)に生じるがんのことを子宮頸がんという。
・日本では、毎年1万人以上の女性が子宮頸がんになり、約2,900人の女性が亡くなっている。
・HPVワクチンで、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことができる。
小学校6年~高校1年相当の女子が無料で接種できる。
1997年度〜2007年度生まれの女子も今なら対象内!

さくちゃん

ショート動画編集・ライター・ライブ担当のさくちゃんです!中高生に向けて性教育の講演活動もしています。スペイン留学経験があるので、海外のフェムテック事情も発信...

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